7月になると話題になるのが「小暑」。
小暑の読み方は「しょうしょ」です。

文字からすると、ちょっと暑いことかなと思っちゃいますが、

  • 小暑ってどんな意味があるの?
  • 小暑っていつなの?
  • 美味しい小暑の食べ物はある?

こんな疑問をもつあなたに、小暑についてくわしくお伝えしますね!

小暑とは

小暑とは、梅雨が明けて本格的な夏を迎える季節です。

じめじめした梅雨が終わると、ギラギラと暑い夏が始まります。
まさに、一転して夏の暑さを感じる季節が小暑なのです。

7月7日ごろですね。

小暑になると、青空が広がり、太陽が照りつけ気温がグングンと上がっていきます。

小暑というと決まった日をイメージしませんか?
もちろん間違いではないですが、本来の小暑は所定の期間を指すのです。

つまり、小暑には所定の「日にち」と「期間」の2つの意味があるのです。

小暑は二十四節気

小暑は、二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつです。

小暑は二十四節気のひとつ

二十四節気ってなに?

中国から伝わった暦(こよみ)だね。
1年を24の季節に分けたものだよ。
1年の春夏秋冬をそれぞれ6つの季節に分けているのが二十四節気なんだ。

二十四節気では、夏至と大暑のあいだの季節を小暑といいます。
立春から反時計回りに数えて11番目の季節にあたります。

小暑は六月節ともいわれます。

7月なのに六月節って変ですよね?

立春《2月4日ごろ》が1年の始まりであった旧暦では、今の新暦より1か月ほど早く月を数えていたんですね。
だから、今の7月は昔の六月ということ。

また、「節」というのは決まりごとです。
二十四節気では「12の節」と「12の中」が交互にあるのです。
24の奇数が「節」で、偶数が「中」。
小暑は1年が始まる立春から11番目、つまり奇数なので六月に「節」がついちゃうのです。

昔は暇だったせいか、こだわりがありましたね。

小暑と七十二候

また、七十二候(しちじゅうにこう)では、小暑を3つの季節に細かくわけています。

七十二候ってなに?

七十二候とは二十四節気をそれぞれ3つに分けたものだよ。
二十四節気は1年で24の季節があるよね?
24に3をかけると72。
つまり、1年で72の季節あるから七十二候と呼ばれるんだ。

小暑を分割した3つの期間は下記。

  1. 初候・温風至(あつかぜいたる)
  2. 次候・蓮始開(はすはじめてひらく)
  3. 末候・鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)
温風至
夏の風が南の方向から熱気を運んでくるころ。
7月7日~7月11日ごろ。
梅雨が明けたときの風は「白南風(しらはえ)」と呼ぶそうです。
蓮始開
ハスの花が開き始めるとき。
7月12日~7月16日ごろ。
ハスの花は、夜明けとともに少しずつつぼみを開きます。
泥沼の水面にピンクの可憐な花を咲かせるようすは我々の心をとらえてはなしません。
鷹乃学習
鷹の子が飛び方を覚えるとき。
7月17日~7月21日ごろ。
5~6月ごろに生まれたタカのヒナが、巣立ちの準備を始めます。
飛び方や獲物の捕まえ方を練習して、一人前になっていくのです。

昔の人の自然に密着した生活ぶりが想像できますね。
ちょっと羨ましくもあります。

小暑の時期はいつ?

例年、7月7日が小暑に入る日です。
年によっては、1日ずれて6日や8日になることもあります。

また、大暑に入る日は7月23日ごろなので、例年、小暑の期間は7月7日~7月22日ごろです。

小暑は、太陽が黄経105度を通過する日です。

小暑は太陽黄経105°のとき

黄経ってなんのこと?

黄経は、黄道を春分点を起点として反時計回りに360度まで測った角度のことだよ。
黄経が何度なのかで季節がいつなのかが分かるんだ。
黄道を説明するね。
地球は太陽の周りをまわっているよね?
逆に地球からみると太陽が軌道を描いてまわっているように見えるんだ。
この地球からみた太陽の道すじが黄道ね。

小暑の日がずれる理由を調べてみました。
地球が太陽のまわりを1年かけて1回転すると同じ季節がやってくるのです。

でも、ピッタリ1年・365日で1回転するわけじゃないんですね。
平均すると「365日と6時間」、つまり6時間だけ遅れちゃうようです。
その遅れを正すために、4年に1回うるう年(366日)をもうけています。

だから、年によっては小暑の日が1日ずれることもあるのです。

2019年の小暑

2019年の小暑は、7月7日です。
小暑の期間は7月7日~7月22日の16日間になります。

2019年小暑カレンダー

小暑の食べ物

小暑になったら、しっかり食べてギラギラとした暑い夏にそなえましょう。

旬の食べ物

小暑が美味しい食べ物を紹介します。

野菜・果物

ゴーヤ
独特な苦みがありますが夏バテ対策にとても効果的。
豚肉や豆腐や卵と炒めてゴーヤチャンプルーはいかが?
ニンジンやキュウリや大葉といっしょに酢漬けピクルスもいいですね。
ゴーヤチャンプルー
冬瓜(とうがん)
まるごと冬まで保存できるので冬瓜とよばれます。
くせがないので煮物やスープに最適。
スープにするとさっぱりした味で、夏場の弱った胃にもやさしいです。
ヘチマ
ヘチマは沖縄ではナーベラーと呼ばれます。
みそ煮にすると美味なので、ナーベラーンブシーがいいかも。

上記の沖縄野菜(ゴーヤ、とうがん、へちま)は、ビタミンCが抜群に多く、カリウム豊富で夏の疲れを癒してくれます。

ニンニク
スタミナをつけたいときはニンニクですね。
6月に収穫された新ニンニクは、みずみずしさたっぷり。
炒め物やカレーに入れたり、焼いて食べるのもあり。
いんげん
6~9月が最も美味なので、胡麻和えがいいですね。
みょうが
そうめんの薬味、天ぷら、漬け物などがいいかも。
スイカ
暑い日によく冷えたスイカにかぶりつくとき幸せ!漢方や民間療法ではむくみ解消や解毒に活用されてるようです。

魚介

うなぎ
7月のごちそうといえば、うなぎのかば焼き。
店先から漂う煙の匂いで食欲がわいてきます。
普通は「かば焼き」や「うな丼」ですが、「ひつまぶし」もいいかも。
タレをつけず炭火で焼き、わさびじょうゆでいただく白焼きも美味しい。

鯒(こち)
高タンパク、低脂肪なので夏バテ対策に最適。
上品な甘みのある白身は握りが美味しい。
岡山の郷土料理「こちのかけご飯」が有名。
カレイ
夏は身が肥えていて美味しい。
さっぱりした味わいの白身魚ですよ。
刺身、煮つけ、唐揚げ、塩焼き、ムニエルなどでいただけます。

意識して食べたいもの

小暑は筋力が弱ってくるので、肌がたるんだり体型がくずれがちになります。

肌の露出も多い時期ですから、健康的なツヤ肌や体型をキープしたいですね。

なるべく精のつくものを食べましょう。

とりわけ昔から精のつく魚といわれる「うなぎ」。

うなぎは、ビタミンAやビタミンDが豊富!
うなぎ一串に、なんと大人3日分の栄養がつまっているとか。

「夏やせによい」と万葉集にものっていますし、だるいときや体力の落ちている時に最適な食べ物です。

ウナギ以外でも「う」のつく下記の食べ物がオススメ。
うどん・ウリ・梅干し・馬肉《ウマ》・牛肉《ウシ》・烏骨鶏(うこっけい)

また、小暑は貧血になりやすくなるので、鉄分を多くふくみ造血効果があるものを食べるとよいです。

例えば、レバー・ひじき・ほうれん草・ブロッコリー・肉・魚介・卵・乳製品・クコの実・ナツメなど。

小暑になってから土用《7月20日ごろ》が近づくにつれ、疲れがたまって夏バテになりますから、栄養のある食事をとって猛暑を乗り切りましょう!

ちゃんと食べて、朝方の散歩や屋内で筋トレをして猛暑にそなえるのも効果的ですよ。

小暑に暑中見舞いを出す

小暑に入ったら、大切な人に暑中見舞いを出しましょう!

暑中見舞いは、小暑《7月7日ごろ》から、立秋の前日《8月6日ごろ》までに出します。

ただ、小暑になっても雨が続いていたら、梅雨が明けてからにしましょう。

暑中見舞いは、夏の暑さをねぎらうものですから、梅雨が明けて夏本番に突入してから出した方がよいですよね?

まとめ

小暑とは、二十四節気のひとつ。
所定の日にち及び期間を指す。

小暑は例年7月7日ごろ。
小暑の期間は7月7日~7月22日ごろまで。

2019年の小暑は7月7日、期間は7月7日から7月22日まで。

小暑が旬の食べ物は「うなぎ」が有名だが、ゴーヤなどの沖縄野菜・ニンニク・いんげん・鯒(こち)・カレイなどがある。

暑くなり始めた日や気温がグングン上がった日は熱中症になりやすいので、こまめな水分補給をお忘れなく。