立秋の候を使って、時候の挨拶文を日ごろお世話になっている人に送ってみませんか?

立秋の時期に「立秋の候」と書かれたハガキや手紙をもらうと嬉しいものです。

  • 立秋の候っていつからいつまでをいうの?
  • 立秋の候を使った挨拶例文を教えてほしい
  • 結びの例文も教えて
  • 残暑見舞いに使えるの?

そんなあなたに、立秋の候が使える具体的な時期、ビジネスやプライベートでの立秋の候を使った例文、残暑見舞いとの関係などをお伝えしますよ。

立秋の候とは

立秋の時期に、時候の挨拶に用いられる表現が「立秋の候」です。

立秋とは、1年を24の季節に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつ。

二十四節気

暦の上では、立秋は秋の始まりを意味します。

すなわち、立秋の候とは秋が始まる季節なのです。

この時分は夏のさなかで太陽の直射日光にさらされる日々ですが、暦の上では、立秋に入ると夏がおわって秋が始まったことになるのです。

立秋の候は季語としても使われるので、俳句をたしなむ人にとっては、なじみ深いのではないでしょうか?

時候の挨拶とは、季節・天候などによる季節感ある心情をあらわす挨拶文のことで、文書の書き出しで使われます。

ハガキや手紙はもちろん、メールでも使えます。

立秋の候・時候の挨拶と聞くと、とっつきにくいかもしれませんが、全く難しいものではありません。

「今日は暑いですね、お元気ですか?」といった誰もが使う日常の挨拶を、文書で使うものなのです。

ただし、立秋の候は漢語調のかしこまった表現とされています。

なので、基本的に改まった対応が求められるビジネス関係者や目上の人に向けた文書で用いるのが適切でしょう。
友人に、立秋の候を使うのは、一般的ではないと思います。

立秋の候など時候の挨拶には、相手の安否や健康を気づかう意味が込められています。
ですから、「立秋の候」と書かれたハガキなどをもらうと、お相手は「私のことを気にかけてくれているんだな」と嬉しいのですね!

立秋になっても日中は猛暑や暑い日が続きますが、朝晩にふと涼しくなったなと感じることもあるでしょう。
そんな時、あなたがお世話になっている人が気になるのであれば、時候の挨拶状を送ってみませんか?

なお、立秋になってからの暑さを「残暑」といいます。
残暑見舞いとの関係は後述しますね。

立秋の候の時期

立秋の候は、いつからいつまで使えるのでしょうか?

2019年の立秋は、8月8日~23日。

立秋カレンダー2019

したがって、上記の期間にお相手に届くハガキなどの文書に立秋の候を用います。

あなたが文書を出すときではなく、相手方に届くときが8月8日から8月23日までなので、ご注意くださいね。

立秋は、年によっては、1日ずれて8月7日~22日になることもあります。

来年以降も当記事でお知らせしますので、チェックしてくださいね。

立秋というと、秋を想像しちゃうので9月に使うのかなと思った人もいるのではないでしょうか?
残念ながら、立秋とは上記の時期なので、9月のお便りには立秋の候は使いません。

二十四節気だと、立秋の候の次は処暑の候になります。
処暑の候は8月と9月にまたがるので、9月7日か8日ごろまでなら使えます。
9月に使う季節の言葉は、時期によって「初秋の候」「白露の候」などになります。

立秋の候の使い方

文書を「前文(挨拶文)+主文(用件)+末文(結び)」と基本通り作成する場合で説明しますね。

文書の冒頭から「立秋の候、・・・」と前文を書き始めます。

頭語をつけて「拝啓 立秋の候、・・・」で書き始めてもいいですね。
頭語の「拝啓」は、人に会った時の挨拶「こんにちは」を意味します。

本文を書いたら、残暑をねぎらう季節感のある結びで文書を書き終えます。

結びは、「残暑の折」「残炎の折柄」「厳しい残暑がつづきますが」など季節の言葉を入れましょう。

書き出しに拝啓を使った場合は結語・敬具で結びましょう。
「敬具」は、別れの挨拶「さようなら」の意味です。

立秋の候を使った例文

立秋の候

ビジネス、目上の人に分けて例文を紹介しますね。

友人向けの例文はないの?

大丈夫です!

友人は、堅苦しい表現がふさわしくないと思うので、「立秋の候」を使わない季節感のある例文を紹介しちゃいますよ。

ビジネス向けの挨拶文と結び

ビジネスは丁寧かつ簡潔な表現が良いと思います。

ビジネスでの挨拶文と結び例文

会社宛
立秋の侯、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
(本文)
残暑の折、皆様のご健勝とますますのご繁栄を心よりお祈り申し上げます。


立秋の侯、貴社ますますご隆盛のことと大慶に存じます。
(本文)
残暑厳しき折、貴社の更なるご発展と皆様のご健勝を心よりお祈りいたしております。

店舗宛
立秋の侯、貴店ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。
(本文)
残暑厳しきおり、皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈りしております。

個人宛
立秋の侯、ΟΟ様にはますますご清祥のことと存じます。
(本文)
残炎の折柄、ΟΟ様のご健勝とご活躍を心よりお祈りいたしております。


立秋の侯、ΟΟ様におかれましては益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。
(本文)
時節柄、お体にお気をつけてご活躍されますことをお祈り申し上げます。

目上の人向けの挨拶と結び

目上の人は、敬語を使った丁寧な表現が良いでしょう。

目上の人への挨拶文と結び例文

立秋の候、ΟΟ様にはますますご壮健のこととお慶び申し上げます。
(本文)
残暑厳しき折、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。


立秋の候を迎えましたが、ΟΟ様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。
(本文)
暑さ厳しき折、ΟΟ様とご家族の皆様のご無事息炎を心よりお祈りいたしております。


立秋の候を迎えましたが、お健やかにお過ごしのことと存じます。
(本文)
厳しい残暑がつづいております。体調を崩されませぬよう何卒ご自愛くださいませ。


立秋の候、今年はことのほか暑さが厳しいようですが、お元気にされていらっしゃいますか。
(本文)
暦の上では秋立つ日となりましたが、暑さはまだまだ続くようです。くれぐれもお体にお気をつけください。


立秋の候、涼しい季節を待ち焦がれる今日この頃ですが、お変わりございませんか。
(本文)
新涼の朝はまだ先のようです。ご無理をなさらないでお体を大切になさってください。

友人向けの挨拶と結び

友人は、普段の話し言葉のような文章が親近感があって良いですね。

友人への挨拶文と結び例文

立秋とは名ばかりの暑さが続いていますが、夏バテしていませんか。
(本文)
立秋とはいえ厳しい暑さがまだまだ続きます。お体に気をつけてください。


暦の上では秋だというのに寝苦しい日が続きますね。体調はいかがですか。
(本文)
エアコンのききすぎで体調を崩さないように、お互い健康管理に注意したいですね。


今年は残暑が厳しいですが、〇〇さんはお元気ですか。
(本文)
夏風邪などひかれませんように、お体大切にしてくださいね。


立秋になりましたが、まだまだ猛暑が続きそうですね。
(本文)
お互い熱中症などにならないように、健康に気をつけて残暑を乗り切りましょう。


夏休みも残り少なくなりましたね。僕は夏バテ気味ですが、○○君は元気ですか。
(本文)
夏休みが終わってまた会える日を楽しみにしています。

立秋の候は残暑見舞いに使える?

立秋になると残暑見舞いのシーズンになります。

残暑見舞いは、立秋《8月7日か8日》から8月末日までに相手に届くように出すのが一般的です。

立秋になってからの暑さを残暑といい、残暑見舞いはまだまだ続く暑さからお相手の健康をねぎらうために出されます。

さて、立秋の候は残暑見舞いに使っても良いのでしょうか?

僕は、残暑見舞いの書き出しに「立秋の候」を使わないほうが良いと思います。

使ってはダメという決まりはありませんが、「立秋の候、残暑お見舞い申し上げます」とすると、おかしくないでしょうか?

立秋は残暑をイメージさせますし、立秋も残暑も時候をあらわす言葉なのです。

人によっては「立秋の候、残暑」という季節感の重複した表現にくどい印象を持つこともあるのではないでしょうか?

僕なら残暑見舞いに立秋の候は使いませんね。

まとめ

立秋の候は、時候の挨拶としてハガキ・手紙といった挨拶状などで用いる。
改まった表現なので、主にビジネスや目上の人に向けた文書に使うのが適している。

立秋の候を使う時期は、毎年8月7日~8月22日ごろだが、年によって異なる。
2019年は8月8日~8月23日が立秋の候にあたる。

例文は上記参照。

では、秋の始まる立秋の時期に、立秋の候を使ってみましょう。
立秋ならではの心のこもったお便りを、あなたの大切な人に送ってあげてくださいね!